2015年シーズン振り返り(観戦試合メイン) 3・4月

とりあえずシーズン振り返りの記事でも書きましょうか。

一応何度かこんな試合を見ました、的な記事も書きましたけど、
記事にすらしていない観戦試合もあるにはあるので、まぁ、さらっと。


まずは3・4月から。
オープン戦を15試合8勝4敗3引分、2位タイの順位で終えたベイスターズ

主軸と期待したグリエルは来日せず、
昨年守護神を務めた三上が怪我で離脱。

不安材料もある中、迎えた開幕3連戦。
筒香がものすごい弾道のHRを放ったり、
関根が読売の守護神澤村の初球をブチ込んだり。打つにはそれなりの光明。

しかし開幕投手久保は早々に失点して開幕戦を落とし、
3戦目では三嶋がまさかの爆発炎上で1勝2敗の負け越しスタート。

オープン戦で4試合21イニングを投げて奪三振22、
防御率は1.71と抜群の成績を残していた期待の若手三嶋の炎上はなんとも言い難いものが…


ホームハマスタに戻ってホーム6連戦。
乱打戦を辛くも逃げきって、
新守護神の「小さな大魔神になります!」の宣言と共に本拠地開幕戦を白星で飾ると、
2戦目3戦目も勝って、なんと広島を3タテ。
3戦目に至っては、ローテずらしてまでやってきた、赤い悪魔前田健太相手ですよ!

しかしこのまま上昇気流に、とはいかないのがツラい。
3カード目のヤクルト戦、初戦は開幕でイマイチだった久保がなんと初回に満塁被弾などまた炎上。
さらに2戦目では読売戦で好投を見せた山口が4回途中危険球退場し、終盤に救援陣が打ちこまれ逆転負け。

お前ら一体何をやっとるんだ、と…。
3戦目は三嶋がとって3タテは免れたものの…。


しかし。
甲子園へ舞台を移しての阪神3連戦。
序盤から相手のエラーでペースをつかみ初戦を制すると、
モスコーソ、高崎と先発が試合を作り、なんと今季2度目の3連勝。
シーズン序盤とは言え単独首位に!


ここで中日3連戦に負け越したのが、あとから思い返せば痛いですね。
特に3試合目、延長12回サヨナラ負け、が…

右のルナに対して右のサイドハンド加賀ですから。
抑えてもらわねば困る場面で、ね…


そして、ズルズルいってしまうわけですよ。
ホームに帰って読売戦。
初戦雨天中止の後、2戦目はモスコーソ好投も、金城の恩返し3ラン。
3戦目はここまで好投してきた高崎が高さ危険太郎と化し敗戦。

舞台を神宮に移してのヤクルト戦では、
初戦に前カード初戦からの雨天スライド登板の井納が6回3失点。
打線の援護なくといえば援護なくだけど、投手に打たれたらあきまへんわ。

2戦目は山口が6回4失点、打線零封。
3戦目は打っては打たれのシーソーゲームで勝ち試合を追いつかれ延長12回、
サード飛雄馬のサヨナラエラーで痛い痛い敗戦、とこれで6連敗。


連敗前は序盤とは言え単独首位だったんですがね…


そして21日からのホーム阪神戦では8回裏に追いつき、
同点の9回に守護神山崎を送り込むも、まさかの2失点で敗戦。

悪夢の7連敗…。


連敗が止まったのは翌22日。
モスコーソが7回途中3失点と試合を作り、打線は6回に5点を返すビッグイニングで逆転勝ち!

ただまぁ、思い返せばこの一戦も痛かった。
モスコーソが7回途中負傷降板してるんですよね。
ここまでしっかり試合を作ってきた先発投手が抜ける。当然痛くないわけがなく…


しかしここから流れが少し変わります。
1日空いて24日からの中日戦。
初戦に筒香のプロ初グランドスラムが飛び出すなどで圧勝すると、
2戦目は山口が今季チーム初の完投勝利で3連勝!
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これがもうね。
山口めっちゃカッコよかった。

何度かピンチは背負ったものの、
普段ならランナーチラチラ見て落ち着かない感じで制球乱して崩れるようなところ、
この日は重い真っ直ぐズドーン!ですよ。打てるもんなら打ってみろと言わんばかりのね。

それだよ、それでいいんだよ!と球場で叫びたくなりました。
そうそう打たれるようなボールじゃないんだからさぁ。


…しかしまーさかこれが今季の山口の最後の白星となろうとは、このころは夢にも。


シーズン序盤だったので梶谷も元気で塁に出ればすかさずスチール!
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走るぞ走るぞ走るぞ…ってオーラ出し過ぎだと思うわw


3連勝で借金完済し、迎えたカード3戦目。
この日は前回登板で高さ危険太郎と化した高崎が先発。
それまでは先発としての仕事をかなりしっかり果たしていたわけですから、
1試合くらいの炎上でどうこうなってもらっては困る立場です。

しかしこの日も不安定な投球を披露し、初回いきなり1失点。
その裏梶谷今日も元気にスチール!
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得点にはつながりません。

そして高崎、2回には2失点。
おい次の回は3失点するつもりか、なんて思わせる内容です。


しかし2回の裏、バルディリス、荒波の連打でチャンスの場面、
8番黒羽根の打順。ここでネクストには高崎の姿がありませんでした。
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代打、嶺井。

2回3失点。
続投していればさらにずるずる行くんじゃないかいうような内容でしたからね…
仕方ないでしょう。初回の打球直撃の影響もあるのかな。


そして代打が捕手の嶺井ということは、そのまま黒羽根の交代も意味します。

序盤からバッテリーごとの入れ替え。
ちょっと非情な感じもする采配。

しかし、これがズバッと来るんだから分からないもんですね。
この代打嶺井は倒れるも、石川の打席でワイルドピッチでまずは2点差。
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この日相手捕手の松井も正直イマイチでした。
悪送球するし、フライはこぼすし。こっちにとっちゃラッキーなんだけども。


3回表からは2番手小杉。
梶谷、石川の再三にわたる好守にも助けられ、
5回までの3イニングを1安打のみの完っ璧なリリーフ!

この間に打線は3回に荒波の内野安打で1点差とすると、
5回には2死2塁の場面、小杉に代えて早くも切り札、後藤武敏・G(ゴメス)が!
ライトフェンス直撃の同点タイムリーヒットですよ!

そして6回から登板の3番手国吉も7回までの2イニングをパーフェクトリリーフ!

国吉が踏ん張る間に、6回裏梶谷筒香連続タイムリーで勝ち越し!
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そーれ つ・つ・ごー!つ・つ・ごー!

8回には(この頃はバリバリ元気だった)田中健二郎が無失点リレーで繋ぐと、
9回は小さな大魔神山崎康晃

高橋周平をキレッキレのツーシームで空振り三振!
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エルナンデスもボールゾーンに滑り落ちるツーシームで空振り三振!
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藤井は3球勝負、ズバッと真っ直ぐ見逃し三振!
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3者連続三振と圧倒的内容でした。

追い込んでから当たり前のように三振とるもんだからカメラ構えてて楽しいこと。

いやー、惚れ惚れする。
キリキリ舞いとはああいうことですよ。
まるでバッティングをさせてない。素晴らしかったです。


これで広島、阪神に続いて今シーズン3度目の3タテ。
7連敗もなんのその。貯金生活復帰です。

そして広島に乗り込んでの3連戦。
初戦をようやく久保が8回無失点の快投を見せると、
対する相手先発大瀬良も一歩も譲らぬ好投。

しかしシーズンここまで好投を続けながらも勝ち星のついてこなかった大瀬良。
9回についに力尽き、梶谷にタイムリーを浴びて1失点。

これが決勝点となり、最後は山崎康晃が締めて完封で5連勝。
ちょっと大瀬良が可哀想な一戦です。力尽き、つったって1失点ですよ。責められる内容じゃない。
勝ちが付いてこなかったので引っ張ってでも何とかしたかったんでしょうね。
完全に裏目に出てしまいました。

カード2戦目はモスコーソが離脱ということで、2軍で好投していた高橋尚成が登板。
しかしこれが派手に燃え上がり、2回6失点。
自責点は2、とはいえ自らのエラーから失点してちゃあ、言葉もありません。

カード3戦目は三嶋が先発。
ここで勝てば月間勝ち越しの試合、
期待を背負った三嶋、相手先発野村と共に力投、息詰まる投手戦。

3回には2死走者なしから投手の野村を三振に取ると、
グラブを叩き「しゃっオラー!」とひと吠え!

三嶋、燃えています。
対する野村も7回に三嶋から三振を奪うと大きくひと吠え!

いやー、ライバル意識がバッチバチですね!(すっとぼけ)

互いにホームは遠く、得点は4回の梶谷のソロHRのみ。
紙一重の差で三嶋が白星を手にし、2カード連続の勝ち越しで4月を締めくくったのでした。



貯金1の勝ち越し、というとまぁ、
昨年に比べれば大健闘ではあるのですけども。

こうして振り返ると落としちゃいけないとこ落としてんなぁ、というのは感じますね。
久保がドンドコ燃えたのとか、加賀が12回打たれたのとか、
雄馬のサヨナラエラーとかね。尚成が派手に燃えたのも痛かったな…

痛いと言えばモスコーソの離脱。これは本当に痛い。当初は軽傷って報道もあったんですがね…
高崎の覚醒もわずか3試合に終わってしまったのがなんとも。

逆にいい面で言えば、月末の中日戦なんかは負けムードをうまくひっくり返した感はありましたね。
阪神戦で打たれたとはいえ、抑えに山崎がバッチリハマったのも大きい。
その前では田中が抑えて、エレラもいて。小杉・国吉も悪くない。
ひとまずは三上が抜けた穴はここまでのところはなんとか、といった感じ。

打線も石川梶谷が調子よく、梶谷がバリバリ走ってかき回すのを
その後の筒香ロペスバルディリスで返す形で。

正直振り返ってみると7連敗あるにしてもめっちゃ勝ってるやん!って気分です。
でも、貯金1なんだよなー。

強いチームってのはこれ以上普通に勝つんだもんな…
上にあげたような「落としちゃいけないとこ」落とさないんだろうな…


終盤に上昇の兆しが見えた4月。
5月は果たして。



とりあえず1か月ごとに振り返っていきます。