3月16日、ダイヤ改正

昨日限りで消えていく列車、車両、そして駅。
いろいろ思い出もありますよね。

就活の最中降り立った東急渋谷駅とか。
子供の頃、車窓に見えた梅田貨物駅の大きなアーチ屋根とか。
梅田貨物は仕事始めてからコンテナの行き先に登場したりして、
ちょっと感慨深いものがありました。あぁ、あそこに着くんだ、と。

大阪出張の時、デジカメを持って行ったのは梅田貨物駅を撮りたかったからだったり。
結局行く暇なく、帰り際にこちらも引退の183系を撮っただけで終わりました。


さよならするのは寂しいですね。


それでも、寂しい話題ばかりでもなく。
ちょっと心温まるニュースを見つけました。

兄妹のため快速停車 宮津の駅「部活最後まで」
 第3セクター・北近畿タンゴ鉄道(KTR)が、1日平均の乗客数が3人で普通列車しかとまらなかった京都府宮津市無人駅に、3月のダイヤ改正で夕方の快速列車1本を停車させることになった。
 この春からそろって同市中心部の中学校で勉強や部活動に励む兄妹の下校時間に合わせるためだ。ローカル鉄道の粋な計らいを知った2人は「感謝しきれないくらいうれしい」と喜ぶ。
 宮津市南部の山あいにある辛皮(からかわ)駅。近くに住む市立宮津中1年の藤田徳享(のりゆき)君(13)が現在、約9キロ北の宮津駅まで、妹で市立上宮津小6年の千尋さん(11)は約6キロ北の喜多駅まで通学で朝夕列車を使っている。
 宮津中では全生徒に部活動をするよう勧めており、徳享君は卓球部で汗を流している。4月には千尋さんも同校に進学し、卓球部に入るつもりだという。
 ところが、KTRの現行ダイヤでは、宮津駅を午後5時18分に出発する普通列車を逃すと、次の便は午後8時10分まで3時間近くもない。徳享君は部活動を途中で切り上げて家路を急がざるを得ず、「後片づけをしてくれる友達や先輩に申し訳ない」と悩んでいた。
 こうした現状を受け、同校が昨春以降、市を通じてKTR側にダイヤの配慮を要望していた。関係者によると、午後6時台前半に宮津駅をたつ快速列車を辛皮駅に停車させる方針が固まったという。ダイヤ改正は近く正式発表され、3月16日から実施される予定だ。KTRはこれまでも沿線自治体の声を踏まえ、高校の下校時間帯に快速を複数の駅にとめているという。
 辛皮駅の1日平均の利用者(2011年度)は兄妹を含めて3人で、2路線の全32駅中で最も少ない。宮津市の担当者は「こんな小さな駅に快速が停車するようになれば異例のこと。地元の意をくんでもらえてありがたい」と歓迎する。
 徳享君は「部活動が最後までできるのがうれしい」と話し、千尋さんも「先輩よりも早く帰宅するのには抵抗があった。心おきなく部活や勉強に打ち込めます」と、4月からの新生活を心待ちにしている。
 北近畿タンゴ鉄道 京都、兵庫両府県の北部を走り、2路線計114キロ。年間利用者はピーク時(1993年度)に303万人だったが、沿線の人口減などで3分の2程度に減っている。昨年度の赤字は全国35の3セク鉄道で最多の7億7500万円に達し、出資する京都府などが車両改修など経営改善策を検討中。

この駅の利用客は1日にたったの3人。
路線一乗降客が少ない駅だというのに、
その乗降客のうちの2人のために、今日から快速列車が停まるのです。


なんと粋な計らいでしょうか。

全然自分の会社の話でも何でもないですけれども。
こういう話を聞くと、なんだか自分も鉄道のお仕事頑張ろう、とか、そんな気分になるのです。


基本的に他社さんのニュース見るの好きです。
でもなんか、大手さんのニュースはあまり心揺さぶられないのです。
なんか違う世界の話に思えて…

たぶん自分とこがローカルだからなんでしょうね。