高松駅の0.3kmポスト

ちょっとした小ネタ。


JR四国の玄関駅である予讃線高松駅

高徳線予讃線の起点であり、
列車運行上で言えば瀬戸大橋線土讃線の起点ともいえるターミナルです。

この駅の5番線。
イメージ 1
キロポストがあるのです。

0km300m。
特別変わった数字、というわけでもないんですが。

しかしちょっと考えると何かがおかしいことに気が付くでしょう。


一般に鉄道車両の長さはまぁ、大体20mといったところ。

そしてここ高松は頭端式ホームの起点駅なのです。
ここより先に線路は伸びていないのです。


ということは、仮にこのキロポストがホーム端ギリギリにあったとしても、
ホームは少なくともざっと15両分の長さということになります。

さすがにちょっと長すぎますよね。
そこまでのホームは…まぁ、必要ないでしょう。
新幹線ならともかくとして。


そしてそんな計算しなくても、位置を見ればおかしいのはまさに一目瞭然。
イメージ 2
線路終端までざっと4両分、80mってとこでしょうか。

のこり220m。
それだけ行ったら改札通り越して駅前広場まで越えてしまいます。

おかしな話ですね。



まぁ、単純にもともとの起点がここじゃなかった、というだけの話なのですが。


かつて宇高連絡船との連絡口だった高松駅

しかし瀬戸大橋開通で連絡船も廃止となり、
貨物駅移転を伴う港湾再開発時に駅を西方に移転したのです。

いくら起点駅が移転したからといって、
この際にすべてのキロポストを打ち直す、というのはいくらなんでも現実的な話ではありません。

影響が大きすぎますからね。

かくして、キロ程はそのままとされ、
頭端式ホームの起点駅なのに0kmポストが無い、というちょっと不思議な駅が出来上がったのでした。


ちなみにこの0.3kmポスト、普段は向かいの6番ホームと共に
マリンライナーの発着に使用されているため、日中見ようと思うと結構難しかったりします。

常に列車がいるような感じなんですよね。

見れたのが何気にちょっと嬉しかったので記事にしてみたのでしたw