石井琢朗、現役最終試合 その8

9回の裏。

このイニングが現役最後のプレーになる石井。
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やはり何か思うことがあるのか。
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時折じっと目の前のグラウンドを見つめていました。

守り続けた場所ですからねぇ…。

写真酷いですね。
まぁ、涙でモニターはっきり見えなかったんですよね。

渡辺直人がヒットで出て、代打ラミレス。
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レフトフライ。

そして9番小池の打球はセカンド正面。
4-6-3と渡ってダブルプレーとなりました。

最後の最後。
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ひっどい写真です。
それでもまぁ、石井琢朗の現役最後のプレーの瞬間なのであえて載せようと。

試合、終了。
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ベンチへ選手たちが帰っていきます。


裏へ下がってしまうような雰囲気だったので、おいおいこれで最後か、と思って、
ちょっと慌ててカメラで追っていたのですが。
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再びグラウンドに走り出してきました。

そして石井がまっすぐに向かったのはライト。
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深々と、深々と頭を下げて。そして場内一周へと向かいます。


なんとなく、試合終盤に、石井がライトをしきりに気にしていたのが、
ちょっとだけ分かったような気がしました。

あと、やっぱり真っ先にライトに来てくれたというのが、やっぱり本当に嬉しかったです。

これは最初から予定されてたんですかね?
一瞬戻ろうとしてから、たまらず飛び出した、といった風にしか見えなかったんですが…

それにしては球場の方の手際も割とよかったような。

カメラマンがぞろぞろ周りを追う姿、球場で見てると感極まってそうでもなかったですけど、
こうして見るとちょっとなんか微妙ですね。
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細かい表情なんかがオーロラビジョンで読み取れたので、
ありがたいはありがたいんですが。


大歓声の中、球場を一周。
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お疲れ様でした。

思えば4年前。
神宮球場でのシーズン最終戦

チームを長年引っ張ってきた大功労者に。
ささやかなセレモニーもなく、ロクなお別れも出来ず、見送ったあの夜。

いやまぁ、本人がまだ終わらないと言っているんだから、
何ができるでもなかったんだとも思うのですが。


それでも、「石井琢朗」に対して、球史に残る大選手に対して、
「それ」は違うだろう?「それ」は無いだろう?と。

ずっと心のどこかで引っかかってきた苦い苦い思いを、
やっと流せてしまえたような気がしました。

広島球団、野村監督には感謝したいですね。
極端な言い方をすれば、こんなことをする必要なんて、広島には全くないんですよね。

引退試合だって本拠地で済ませたんだし、フル出場させる必要もない。
それこそ1番ショート石井、で、1打席立って、拍手と共に花束を…でもいいわけで。

というか引退試合なんてそんなもんでしょう。
ここまででも全然ありがたいくらい。

それを…ね。
なんというかここまでやってもらえたことは。

感謝の一言です。


とりあえず、情けなくなりますよね。
これだけの選手を追い出して、横浜が求めたものは…

今日のスタメン二遊間見てくださいよ。
内村と渡辺直人

涙出ますよね。
石井を追い出してまで育てようとした若手の姿、そんなものはもはやどこにも。
トレード出して内村に化けちゃったとかね。もうね。

こんなはずじゃなかった。
そんなこと、今更どれだけ言っても意味がないことではあるんですけども。

お疲れ様、ですね。
24年間、お疲れ様でした。本当にありがとうございました。



ただ、まぁ、なんといいますか…
1点だけね。
正直言うと1塁側内野席にも来てほしかったです…

とにかくライトスタンドに行かなきゃ!って感じでダッシュで直行したから、
球場の中でなんかこっち側だけスルーされたようなかんじだったのが…。
寂しかったんだよ…w



さぁ、そして記事はまだ続きます。
終戦セレモニーへ。