石井琢朗、引退を表明

☆広島・石井琢朗が今季限りで引退 プロ24年目、2430安打
 歴代11位の通算2430安打をマークした広島の石井琢朗内野手(42)が27日、広島市マツダスタジアムで記者会見し、プロ24年目の今季限りでの現役引退を表明した。
 石井内野手は栃木・足利工高から1989年、ドラフト外で大洋(のちの横浜、現DeNA)に投手として入団し、91年オフに野手に転向した。98年にチームの38年ぶりの日本一に貢献。2006年には投手で勝利した選手としては元巨人監督の川上哲治氏以来2人目の2千安打を達成。09年から広島に移籍し、今季は野手コーチ兼任だった。通算成績は2410試合で2430安打、102本塁打、670打点、358盗塁、打率2割8分2厘。

わかっちゃいたけど。
こういう日が近いことは。そりゃ分かっちゃいたけども。

寂しいですねぇ…

横浜ファンになってから、
最初に好きになったのがタクローだったように思います。

ファンになるきっかけはタクローじゃ無かったですけども。
試合を見れば見るほど魅かれていく。そんな選手でした。

だって格好良かったでしょう。
走・攻・守。すべてにおいてハイレベルなプロのプレーを見せてくれた。

特に守備がね。
三遊間の深いゴロを逆シングルでキャッチして、強肩生かして一塁アウト!
これぞショートの見せ所、みたいなこのプレーが大好きでした。

横浜時代、晩年に差し掛かりちょっと守備も衰えてきたかな、
ってころでさえ、当時の若手よりはるかに上手かったですからねぇ…

捕ってから投げるまでのスピードが、とにかく半端なかった記憶があります。
流れるような、とはまさにああいうことを言うのだと。

藤田も守備は確かに上手かったですけど、
守備範囲的にはその頃のタクローと同等くらいかな、って感じ。

弱肩ではなかったですが、タクローと比べるとちょっと肩のない分…ってイメージでした。

石川は論外でしたよね。
守備範囲は狭いし、肩は弱い。


こんなのに任せてタクローを放り出して、大丈夫かな、と心配していたら、
まぁ当然大丈夫じゃなかったと。


授業サボって新幹線乗って、2000本安打を見に行ったのもいい思い出ですが、
移籍後、広島でのカープ戦も思い出に残ってる一戦です。

直前、1死1,2塁から石川が苦労しながら何とか送るも、
後続倒れて得点につながらず、なんてシーンがありまして。

その後同じ1死1,2塁から。
タクローの選択は同じくバント。

しかしこれがこつんと打ち上げて投手とファーストの間にポトリと落とす芸術的バントですよ。
いくらファーストハーパーが鈍重だったとは言え、
バントが難しい場面で、あっさり決めるどころか内野安打で満塁ですよ。

半端ないなこのおっさんは、と感服したのを覚えています。

何事もなく当たり前みたいにカットカットで粘り続ける姿とか、
いろいろ学んで受け継いでいって欲しい技術ばかりでしたが。

気が付けば今や藤田は楽天に移籍し、
石川はなんかよく分かんないけどライト守ってるんですよね。
時が流れてもう何がどうなってるやら。溜め息出ます。


あぁ~。
寂しい。ホントに寂しい。

引退試合、やるんですかね。
休みとって貯金はたいてでも、見に行きたいなぁ…