神戸をめざし下りゆく

とりあえずは切符を買って神鉄ホームへ。
イメージ 1
この紅白カラーがいいですね。
神鉄っていうとなんだか懐かしい感じがします。

自分は生まれてから1年ほどの間だけ神鉄沿線で育ったのですが、
その頃の記憶でも刺激されるんでしょうかw

とりあえず人が少ないのをいいことに、最前列かぶりつき体勢にw

粟生を出た列車は鉄橋で加古川を渡ります。
イメージ 2
奥の鉄橋が随分と古そうな…

マニアックな話になってしまいますが、
このポニーワーレントラス橋ってなんだか好きです。


ちょっと平地を進んだかと思うと、一気に線路は山の中へと分け入ります。
イメージ 3
イメージ 4
急曲線。急勾配。
右へ左へ車体を揺らし、車輪を大きく軋ませながら、
列車はゆっくりと坂道を下っていきます。

久々に来たけど、すごいところに線路通したもんだよなぁ…
脱線ガードレールが途切れたかと思えば、またすぐ逆のガードレールが出てくるんだもんなぁ。


三木あたりではちょっと平坦な感じ。
イメージ 5
この横の道、よくチャリで通ったなぁ…

三木鉄道を目指して走ってるはずなのに、
この辺来ると、電車来ないかなー、って隣りの線路が気になったりしてね。

せっかくだから電車来るまでちょっと待ってみようかな?とかw
懐かしいなぁ。

三木鉄道も既に無く、自分自身実家を離れてしまった今となっては、
二度と同じ体験をすることはないんでしょうねぇ…


50‰勾配票。
イメージ 6
このくらいになると先頭に乗るのがちょっと怖いくらいです。
下に向かって吸い込まれていきそうなくらいに感じます。

かつての碓氷峠の66.7‰や、箱根の80‰、大井川の90‰なんてのは、
いったいどんな風景が見えるんでしょうね。

鈴蘭台車庫が見えてきました。
イメージ 7
気が付けば粟生線からすでに有馬線に入っていたようです。


この車庫ってたしか入換車両で古ーいのがいるんですよね。
イメージ 8
一度見てみたいなぁ…

んなこというなら実家居る時に見とけよって感じではありますが。


鈴蘭台車庫の横を通過して、少し新しそうな雰囲気のあたり。
イメージ 9
ダム建設により路線付け替えが行われたあたりです。

そして…
イメージ 10
おぉ、菊水山駅だ!

周辺に民家等はほとんど存在せず、
近隣の設備と言えば下水処理場かダムくらいのもの。

いったい何のためにこんなところにあるんだという六甲山中の秘境駅
2005年には休止駅となってしまいました。

これだけ秘境ムード満点の駅なのに、
新開地からわずか5km列車に乗ればたどり着けるというのが面白いところでした。


しかし見る限り普通に駅ですねぇ。
休止から結構経ったので、いろいろ変わってるものかと。


菊水山を過ぎれば神戸の街まではもうラストスパートの段階。
イメージ 11
それでもまだカーブに勾配にと厳しい線形が続きます。

ホント、ずっと下る一方ですね。
ひたすらに神戸の街まで滑り降りていくようなイメージです。


途中駅に停まるたびにちょっと気になったもの。レールの周りが黒光りしています。
イメージ 12
塗油機でしょうか。
この急坂でレールに油を塗るだなんて素人考えだととても恐ろしいことに思えますw

でも急カーブなんかを曲がっていくからには必要な設備なんでしょうね。


湊川手前から地下に入ります。
イメージ 13


湊川駅からはなんと終点新開地に停車中の電車が見えていました。
イメージ 14
400mしかないんだから考えてみりゃ見えて当たり前、くらいの距離なんですけどね。
地下で次の駅が見えるってあんまりないような気がして驚きでした。

そしてこのまま電車が発車するもんだからさらにビックリw
え!まだ前に電車おるやん!ってw
ちゃんと手前の渡り線で隣のホームに進入していきましたけど。



新開地から神鉄降りて。
またちょっとだけ続きます。