蘇るモノレール  姫路モノレール跡を訪ねて その6

ここ手柄山に残されていた車両は3両。

しかし今回の公開・整備に当たって1両は解体されてしまいました。

その解体された車両の一部なのでしょう。
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しみついた汚れが実に生々しく見えます。

その他設備部品らしきものも。
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壁にはここ手柄山駅の平面図が描かれています。

研修庫も兼ねた設備だったそうですが、
今回こうして公開されたのはホーム部分のみ。

それ以外の研修庫部分は水族館に転用されています。
今思えば水族館も見ておけばよかったですね。

速度標識にATS装置。
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正直こんなものがあるというのは意外でした。
自動列車停止装置なんて大層なものが…とか思ってしまった。


こういうものも興味深いのですが、個人的に心ひかれたのがホームの広告類。
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当時のものをそのままか、それともある程度は再現したのか。

広告類ってその当時の空気がそのまま残りますよね。
時を越えわずかでもそれに触れられるこの機会、とても貴重な気がします。

ホームに留置された車両は1両が内部公開されていました。
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37年放置されてきた車両をここまで整備するのはさぞ大変だったことでしょう…

運転台にはお守りがかかっていました。
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このようなものまでもがそのまま残されているとは。


個人的に見所だったのは、姫路博覧会当時を再現したジオラマ
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このモノレールが最も輝いた時代であったのでしょう。

そしてその景色の右奥に。
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もちろんモノレールの模型が!

しかもなんとこいつ動くのです。
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大将軍駅と手柄山駅の間を行き来するモノレール!

37年の時を越え、姫路モノレールが蘇ったのです!
サイズだけちょっと小さくなってw


いやー、いいですね。
これで周辺の街並みもちょっとでも再現されてたらもっとよかったのに。

そこまでやるのはさすがに大変だろうけど。



しかしこれ動力とかどうなってるんだろうか。
色々と気になります。


とりあえずモノレールは次回でラスト。