なんもなかったんですよねこれが

台風凄かったですねー。
関東から北あたりは大変だったみたいで。

やっぱりなんというか商売柄、同業の人々の苦労が眼に浮かぶように感じられて、
首都圏大混乱のニュースは見ててちょっとツライものがありました。

皆さんお疲れさんです。

常々関西に帰るか関東に移住したいと考えている自分ですが、
ああいうの見るとやっぱり今の場所が一番自分に合っているような、そんな気もします。

新幹線改札の駅員さんとか凄いわ、ホント。
あんなのとても出来そうにない。ニュース見てるだけでもそう思う。

でもニュース映像の中では、
自分と同じか下手したら年下じゃねーの、みたいな駅員さんが頑張ってはるんですよね。

さすがに天下のJR東海の社員は違うなー、と。
凄いっすよ。ホント。

利用する側からすればアレでもまだ不満はあるだろうけどもね。



さて、そんなボクも今回通過コースの只中におり、
本来であれば他人事でない今回の台風だったわけですが。



まぁ、結論から言うと何にも無かったんですよ。ホントに。



時間が経つにつれ台風はどんどん速度を上げていってですね。
事前の予報では8日直撃だったはずが、いつの間にやら7日深夜から8日朝にかけての通過となり。

一夜明けてみればもう台風は通り過ぎた後でして。
しかも前日に予想されていた「始発からの線路点検による遅れ」も我が駅はまるで巻き込まれること無く。


もうまさに何事も無く。
いつも以上に何事も無く勤務が終わったのでした。

ていうか台風警戒していつもよりお客さん少ないくらいだし。暇だった。



なんていうか… これもう何かに守られてないですかね。
守護神的なアレに。当駅配置の駅員の中で、災害時本務でなかったのってボクだけです。

凄いね。夏も何度と無く列車は止まっていたというのに。



ただまぁ何というかね。
これが幸運かどうかっていうのはちょっと微妙だったりするんですよね。

異常時対応っていうのは、やっぱり経験がモノをいう世界でありまして。
いざ何かあったときに一番頼りになるのはやっぱりベテランなわけですよ。


そういう意味では、いまだ災害に対してペーペー状態であるっていうのは、
正直あんまり喜ばしいことではないというか。


既に自分は見習い期間を脱し、本務として勤務しているわけですから、
次何かあれば当然一人で、自分の責任で持ってお客様対応に当たらなければならないわけなのであって。

そんな時のことを想像すると、やっぱりなんも無いってのは不安だなぁ、と思うのです。
災害を願うわけじゃないですけどね。

経験値が圧倒的に足りないというのはやっぱちょっと。

このままじゃ来年後輩が入って台風シーズンどうするの、って話ですよ。
「先輩、この場合は払い戻しどうしたらいいんですか」みたいに聞かれて、
後輩と同じレベルでわたわたしてる様じゃお話にならないわけですよ。

でも今のままじゃそうなっちゃう。
うーん。せめてお勉強して頭の中にしっかり叩き込んでおくしかないのでしょうね。


なんもなかったということでホッとしつつも、
なんとなく、自分の中にぼんやりとした不安を後に残した台風18号でした。

まぁ被害が無くて、何よりですけどね。