惜別・寝台特急「なは」その2 (熊本・島原ぶらり旅2)

福山・下関と目が覚めて外を見て、というのを繰り返しました。
やはり寝台というのは慣れないとしんどいものです。

下関では機関車付け替えもありましたが、眠いので完全スルーしました。


鳥栖では「あかつき」と切り離し。
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「…線路にトラックが転落したため現在鹿児島本線大幅な遅れが見込まれます…」
なんて放送が掛かっていたので、しばらく鳥栖で停まるのかと思っていたら
定刻に鳴り響く発車ベル。

なぁんだ、もう通り過ぎてきたところでの話か、とちょっと安心しました。
実は勘違いだったりするのですが。


切り離し。
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さいなら~。


久留米駅
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もう朝の通勤にでる人たちが電車を待っています。
ベッドでのんびりしてるこっちとは別世界ですね。

ふと見ると左側に787系「リレーつばめ」が。
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この列車がここで「なは」と並ぶのはおかしいはずなんですが…

というか10分経っても全く発車する気配がありません。

こりゃ変だわ、と思って車掌室へ行くと、
「あー、この先でね、トラックが線路落ちたんやわ。
 もう撤去は終わって後は安全確認だけやねんけどね、もうちょっと掛かると思うで。」

とのこと。
マジですか…

そうか、鳥栖で止めると「あかつき」にも迷惑がかかるから、
とりあえず切り離して久留米で止めたのか。

それならそうで車内放送掛けようぜ…。

しばらく経つと車内放送とともに遅れている旨と、
急ぐ人は向かいの「リレーつばめ」に乗って欲しい、追加料金は要らないから、と説明されました。

う~ん、まぁのんびりしてるわけでもないけど、
どうせ向こうに乗っても10分も変わらないし遅れることには変わりないから… このままでいいか。

向かいのおばちゃん、その向こうの女性など続々と「リレーつばめ」に乗り換えていったので、
車内はちょっと静かになってしまいました。

ちなみにこの日、自分のいたボックスで上段に入ってくる人はいませんでした。
最終日は30秒で売り切れたという話ですが、1月前では5割くらいの乗車率でした。


久留米停車から30分程たった後、向かいの「リレーつばめ」が発車。
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その後しばらくしてこちらも発車しました。

遅れはなんと37分。
げんなりです。

いっそ思いっきり遅れてくれれば特急券も払い戻しされるのに。
まぁそれはそれで困るけどもね。

とりあえず完全に目が覚めたのでぼんやり車窓を眺めることに。

大牟田直前。
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西鉄って何度かみるけど一度も乗ったことないんですよね。
いつか縁があるといいなぁ。


あれって雲仙岳
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明日の今頃はあのあたりですねぇ。
楽しみだ。


結局拡大した遅れが短縮されることも無く。37分遅れそのままに熊本駅に到着しました。
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まぁ、ちょっと多めに寝台に乗っていられた、ということで。
ある意味いい思い出にもなりますよね。

改札横のお知らせホワイトボード。
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まぁ午前中一杯くらいは大変なことでしょう。


ひとまずここで「なは」惜別乗車は終了。
乗り換え一切無しで、寝ているだけで熊本まで来れる、というのはやはり楽だし便利だと思います。

しかし需要が少なすぎたということなんでしょうね。
残念の一言です。



ここからは熊本市電を経由して、熊本電鉄へ。
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続く。