2008年戦力分析 ~セリーグ1位・読売ジャイアンツ~

戦力分析・読売ジャイアンツ


昨年は上原を抑えに、高橋由を1番にと大胆な改革で見事優勝を果たした読売。
しかしCSでは中日にストレートの敗戦。

あまりに不様な負けっぷりとその後の中日の日本一で
完全にインパクトは薄れたが、一応これでも2007年の優勝チームである。

しかしながらこのオフ。
ヤクルトから自由契約最多勝グライシンガー・2冠王ラミレスを、
横浜から自由契約の守護神クルーンを獲得。

優勝チームのプライドなど糞食らえといった風情である。

正直これで優勝しなければ恥ずかしい。

2007年成績
勝敗チーム得点チーム失点チーム本塁打チーム打率チーム防御率
80勝63敗1分692 (1位)556 (2位)191 (1位).276 (1位)3.58 (2位)

チーム成績は流石に優勝チームだけあってどれも素晴らしい。
守備面に関してもリーグ最少の失策数を誇り、穴と言う穴が見当たらない状態だ。
これで中日に対してわずかに1.5ゲーム差しかつけられなかったというのが不思議で仕方ない。

どれだけ監督がボンクラだったのだろうかといった感じだ。
まぁ優勝しているわけだからボンクラと評していいかどうかは微妙だが。


個々の戦力に関しては今さら細かく解説する必要もないかと思う。
何せ優勝チームである。
2位の中日は和田を補強したものの福留・岡本のマイナスがあり、
3位の阪神は新井を補強したものの先発投手陣にまだまだ不安が残る。

この両チームが一気に戦力を上昇させるような補強もしていない現状、
読売の優位は揺るぎないと思う。

しかし重ね重ね言うが読売は優勝チームである。
そのチームが最下位チームのエースと主砲を引き抜くというのはどれだけ恥知らずなのだろうか。

同一リーグからの引き抜きは戦力がプラスになるだけでなく、
相手チームの戦力を減らすことにもなるので、効果は単純に2倍になる。

こんな補強を優勝チームがやるなど頭がどうかしているとしか思えない。無茶苦茶である。


ラミレスが守備面で不安だとか、クルーンの安定感が不安だとか、
それがどうした、といったレベルの話だ。

もともとの出発点が優勝チームなのだ。働かないなら外してしまえばいい。
それで終わりだ。(まぁ怪我の不安はあるのだが)


それだけに今季もし優勝、そして日本一になれなかったらどうなるのかという気もする。
恥ずかしいどころの話ではない。

優勝を逃したら監督からコーチ一同責任とって腹を切らせてもおかしくないくらいの戦力は揃っている。


まぁ、ダメだったら腹はともかく原は切られると思う。(これが言いたかっただけ)


☆個人的に気になる選手

門倉 健
なにやら今季の目標は「20勝・200投球回・200奪三振」などと公言しているが、
果たして彼の頭は大丈夫なのだろうか。

本気で心配になるほどの目標なのだが。


次回は最終回。
パリーグ1位・日本ハムファイターズと今季順位予想。