打ち込んだことってなんだろう?

エントリーシートや面接本なんか見ると結構な頻度で出てくる質問。

「学生時代に打ち込んだことは?」

この質問が割と苦手、というか何を書いていいのか困ってしまいます。

サークルもやってない、バイトもやってない、
授業が終われば真っ直ぐ家に帰ってインターネット…という
まぁなんというかダメ人間的な大学生活を送ってきたわけです。

書くこと無いでしょう。こんなので。

まぁそうは言っても、この部分白紙で出したりなんかしたら
そんなもの結果はみるまでもないわけで。そういうわけにもいきません。

じゃぁ何か自分なりに頑張ったもの… …

と、しばし自分なりに一生懸命搾り出して
まず出たのが六甲全山縦走でした。

朝5時から夜まで掛けて須磨~宝塚までの山道56kmを歩くというバカ行事。
大学1年次と2年次に親父に連れられて2度完走しています。

両親にもこれはインパクトがある、と言われていたし、
まぁ体を張ったネタでもあるのでこれで行けるかなー、と思ってたんですよ。


しかし考えてみれば、これは打ち込んだことと言うより参加したこと。
そりゃまぁこれに向けてのトレーニングをしたりもしましたが3ヶ月ほどですし。

それに致命的なのが、正直イヤイヤ参加してたということ。
親父があまりに熱心に誘うので不本意ながらも参加したのでした。

こんな気分で参加しといて「大学時代はこれに打ち込みました!」なんていえるわきゃねぇ…

ていうかまぁ遠鉄の面接で轟沈して「あ、これダメだな」と思ったわけなんですけどもね。
自分の話のもって行き方がダメすぎたのもあるんですけど。


じゃぁ他に何があるかねぇ、って話だよなー。
とまぁ悩み半分諦め半分みたいな心境でもあったんですが、ふと。

「旅行でいいんじゃね?」と。

だってそうそういないでしょう。
大学生活のあいだに日本全国(沖縄除くけどw)まわった奴とか。

十分打ち込んだことと言えるんじゃないかと思うのですよ。


以前現職のJR東の職員さんとお話しする機会があったんですが、
そのときに「鉄道ファンであることはあまり前に出さないほうがいい」って聞いて
無意識に封印してたような節もあったんですよね。


でもよくよく考えりゃ、自分が鉄道業界に進みたい、と思うようになったのも旅行したからなんですよ。
鉄道ファン歴はもう幼少の頃から15年くらいになりますけど、
鉄道で仕事がしたいと思うようになったのって最近なんです。

昔はむしろやりたくない、と思ってました。なんとなく。

でもなんていうんでしょう。
少し自分で言ってて気持ち悪い話にもなるんですが、
日本全国どこへ行ったって鉄道を使う人って存在してて、
それはもう子供から老人まで通勤だったり通学だったりお出かけだったり買い物だったりと
目的は色々なんだけどやっぱり鉄道は生活の一部な訳で。

今は切符買ってホームに行けば電車が来るのがもう当然みたいなものなんだけど、
たまに事故とか災害とかで止まっちゃうと大混乱になっちゃったりする訳じゃないですか。

普通に動くのが当たり前で普通に動かしても誰にも目に見える感謝をもらえる訳でもないけど
もう社会の中には欠かせないものじゃないですか。

そういう自分が社会の中で欠かせない存在でいられるって素敵なことだと思うのです。


とりあえずこの辺上手くまとめれたらいいんだけどなぁ。
自分でもなんかモヤモヤしててよくわかんないんだよなぁ。