火の国・九州を巡る旅 26

晩御飯も食べ終え、さあ何をしようか…といった感じ。

とりあえず昨日から切れてるケータイの充電でもしようか…と
充電器を接続し、コンセントにサクッと。

ぶっちゃけこれ盗電かも…と不安に思っていたんですが、心配無用でした。


…コンセントに差し込んでも全く反応がありません。

そもそも電気が来ていないようです。

何のためにコンセントついてるの…


ガックリして待合室に座っていると、
妙にニコニコして駅員さんが話しかけてきました。

駅員「どこまで行くの?」

たかゆき「とりあえず宮崎までです。」

駅員「次の特急?」

たかゆき「はい。」

駅員「そうかぁ。」ここで事務室へ戻る駅員さん。


…え、それで終わり?

あの笑顔は一体なんだったんだろう、と疑問に思いながら特急へ。
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宮崎からはさらに普通電車に乗り継ぎ。
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今日は宮崎からでなく、少し先からドリームにちりんに乗ることにしました。

真っ暗な中を1時間半ほど列車に揺られ、延岡に到着。
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ホーム端の方にやってきました。
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高千穂鉄道の乗換え口です。

2005年の台風で高千穂鉄道は甚大な被害を受け、
延岡~槇峰間は廃止。槇峰~高千穂間が現在も休止中となっています。

現在も地元では復活に向け尽力しているようですが、
復活に必要な資金2億円の内、4000万弱しか集められていない状況。


現実問題、復活は相当厳しいと言えるでしょう。


取り外された看板。
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処分しようにも…というところでしょうか。


高千穂鉄道延岡駅名板。
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見る限り、駅設備は全てそのままです。

留置されている列車。
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キハ120の同系車みたいな感じですね。
2年前から動かないままなんでしょうか。


窓口も非常にひっそりとしていました。
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深夜1時過ぎということもあるんですが、
ホーム全体がなんだかすごく寂しい雰囲気でした。

高千穂鉄道延岡駅構内。
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線路はすっかり錆付いてしまっているようです。


外に出て駅舎を見てみることに。

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入り口ドアには経営を断念した旨を告げる張り紙。

寂しい限りです。

駅前の案内看板2枚には未だに高千穂鉄道の線路が描かれていました。
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そのまんま東知事あたりが何とかしてくれるといいのになぁ。



正直自分には何も出来ないけれど、高千穂鉄道にはなんとか頑張ってほしいと思います。



延岡からはドリームにちりんへ。
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続く。