2015年シーズン振り返り(観戦試合メイン) 6月

終わって振り返ってみれば16勝10敗。
6つの勝ち越しと圧倒的であった5月のベイスターズ

しかし、終盤から徐々に綻びが見えはじめ、
2カード連続の負け越しでの交流戦スタート。

月がかわってツキ目も変わるか、といったところの6月。

ホームハマスタソフトバンク・西武との6連戦。
初戦は序盤、梶谷、バルディリス、井手の一発攻勢で優勢だった試合を、
久保が中盤踏ん張りきれず、継投にも失敗し逆転。
しかし8回、相手のミスも絡んで一挙3点、再びひっくり返す劇的逆転勝利!

このまま流れに乗りたいところでしたが、
続く2戦目、内川のソロで先制されるも、その裏井手が2試合連続の一発ですぐさま同点。
さらに5回裏には荒波にこちらも2試合連続のタイムリーが飛び出しリードは1点。

しかし直後の6回表。柳田の打球はなんとバックスクリーンをぶち壊す、とんでもない特大同点ソロ…。
シーズン終わって柳田がトリプルスリーを達成したこともあり、
この特大弾の映像は後にあちこちのメディアで繰り返し放映されてしまいます…。

とはいえどれだけデカかろうとソロHRでは1点どまり。
同点のまま試合は延長へ。

11回、国吉がスクイズで1点を奪われると、柳田にも一発を浴びあまりにも重い2失点。
長い長い試合を落とす重い1敗となってしまいます。

3戦目。
怪我から復帰のモスコーソが久々の先発で何とかカード勝ち越しを狙いたいところでした。
しかしこれが大誤算。なんと2回4失点KO。
平田、国吉のロングリリーフでしのぐも、その間打線の反撃は無く。
9回には加賀が炎上し4失点。

なんというかダメージの残る試合運びで3カード連続の負け越しとなってしまいました。

続く西武3連戦。
初戦は雨による中断を繰り返し、最後は5回コールドで引き分け。

とりあえず中継ぎを使わずに済んだのは良かったのかもしれませんが…
2試合目の先発は井納。
初回、秋山、栗山、浅村を3者連続三振に斬ってとる、最高の立ち上がり!
イメージ 1
敷田球審の卍ポーズもキレッキレですよ!
この角度から撮ったら卍ポーズに見えねぇけどw


これは行けるんじゃないだろうか。
そんな希望は2回の初球で空しく打ち砕かれました。
めしゃっ。
そんな音がしたかと思うと打球は左中間。
4番中村先制のソロHR…

ま、まだ一点だし!

そんな希望もまた初球で砕かれました。
5番メヒアもレフトスタンド…

結局この日は5本のソロHRを浴び、
ソロの1点だけだし!が積もり積もって結局致命傷という何とも辛い試合に…

いやー、森は気持ちいいスイングしやがるわー。
イメージ 2
素振りからしてなんか鋭さが違いますね。
あそこまで振り回せたら気持ちいいだろうな。

なんて相手に感心してる場合じゃないっていうね。
これは以前の記事でも書きましたけど、この試合に関しては筒香の投入タイミングミスが大きかったと思います。
そもそも怪我してる時点で仕方ないんですけどもね…

せめて1つ勝ってタイに持ち込みたい3戦目も三嶋が炎上し、9-3の惨敗。
これで5月から4カード連続の負け越し。重い空気が漂います。

そして仙台、札幌とロード6連戦。
初戦は延長の12回に山崎康晃がサヨナラ被弾するという最低最悪の形で5連敗。
ちなみに楽天の勝ち投手は2012年横浜戦力外のサブちゃんこと福山。、

2戦目は三浦が6回3失点、1点リードで後続につなぐと、
メッキの落ちた田中健二朗が同点に追いつかれ、
ビハインドなら輝き放つ平田が四球四球暴投の見事な内容で勝ち越され6連敗。

3戦目はモスコーソが5点の援護をもらいながら、5回3失点で降板。
2点のリードを守るべくマウンドに上がった2番手岡島。
3四球で満塁としてから松井稼頭央に逆転満塁弾を浴びるこれ以上なく完璧なぶち壊しを見せ、これで7連敗。

北の大地に乗り込んで3連戦。
初戦は乱打戦。
8回に3点奪って一気に試合を振り出しに戻す勢いを見せて、これが逆転につながらず。
最後は国吉がもうどうしようもないとしか形容のしようのないワイルドピッチでサヨナラ負けで8連敗。

2戦目は井納が初回に白崎のエラーも絡んで失点するもその後は粘りの投球を見せ、終盤まで投手戦。
その投手戦にピリオドを打ったのは白崎のとんでもない送球でした。

ゲッツーコースが一転タイムリーなんだからたまんないですよね。
そしてこれで9連敗。一時は最大11もあった貯金がこれで0。ゼロですよ。
ていうかこの試合井納の自責点0ですよ。ゼロ。自責点完投負け。あんまりだ。


もうなんていうかホント何とかしてほしい3戦目は、
約1週間前の6月8日に育成から支配下登録となったばかりの砂田がプロ初登板初先発。
5回まで無失点の好投を見せると、打線も相手ミスから大谷相手に先制点を奪い、
このままいけば育成出身の19歳が地元で見事ヒーローに、なるはずでした。

それをぶち壊したのが2番手のビハインドなら光り輝く平田。
6回途中ピンチの場面で砂田をリリーフすると、初球のスライダーが真ん中へ吸い込まれ逆転の3ラン…

これで引き分け挟んで10連敗で交流戦フィニッシュ。
交流戦18試合を3勝14敗1分。
地獄の様な連敗街道で正直この辺あんまり記憶がありません。

負けが続くこと自体しんどいのに、また負け方が酷いこと酷いこと。
ことごとく延長戦を落としているのが痛いんですよね。
いいこと一つもないでしょ。延長で負けると。投手に負担だけかけて終わりになるから。

結局逆転・勝ち越しまで持って行けない打線の弱さですよね。
まぁ、主砲を欠いたらそら得点力は下がりますけれども…。


そして休みを挟んでホーム横浜でリーグ戦再開は広島3連戦。
仕切り直し、といきたいところ、でしたが。

初戦はマエケンの前に1得点止まりで11連敗。
2戦目は山口が4回4失点で降板すると、リリーフ転向のモスコーソが炎上で泥沼12連敗。

3戦目は雨で流れてとりあえず負けずに済んだというべきなのか。

続くカードは東京ドームに移って読売2連戦。
先発久保が2回に2ランを被弾するも、失点はそれのみ。

終盤のチャンスに高木キラー倉本の同点打が飛び出し、
そのまま勢いに乗って試合をひっくり返して長い長い長い連敗がようやくストップ。
6月に入ってようやくの2勝目。なんと丸々3週間ぶりの勝利という恐ろしい事態です。

2戦目は初回、石川が併殺崩れの阿部の緩慢な動きの隙を突く、超好走塁で一挙生還。
5回に追いつかれてしまいまたも砂田の白星はお預けとなりますが、
終盤までリリーフが踏ん張り8回にバルディリスのタイムリーで勝ち越し。
9回にも筒香にタイムリーが出てリードを広げ、これで5月半ば以来の連勝。
交流戦突入時から続く連続カード負け越しもようやく8で止まったのです。

ここから流れを変えたいところでしたが、
甲子園に舞台を移しての3連戦。

初戦を雨で流し2戦目。
序盤のリードを中盤・終盤にかけて守りきれず。
3戦目は中盤に三浦と救援陣が崩れ、あっさりと2連敗…

それでも沖縄・那覇での中日戦では久保が見事完封をあげ、
6月最後の試合を白星で締めくくりました。


4勝14敗1分。
あっという間に転げ落ちていった6月でした。
でもまだAクラスなんだぜ。どうなってんだセリーグ



ちなみにこの間1軍観戦は6日の西武戦のみ。
休みに上手く日程が合わなかったんですよね。

1軍がダメなら2軍があるさ、ということで2試合ほど観戦しました。
1試合目は13日、横須賀スタジアム
先発はこんなとこで投げてないで仙台か札幌に行ってなきゃダメだろ筆頭の高崎。
イメージ 3
2回に犠牲フライで失点するも、打線の大量援護にも助けられ、
3回に逆転して以降はリードを保って後続に託し見事勝利投手!

…ってなんで5回に5失点すんねんっていうね。
6回6失点勝利投手ってアンタ。

どうです、だからワタシは仙台にも札幌にも行けずここで投げてるんですよと言わんばかりの投球。
3回に5点、4回に3点で大量7点リードですよ。
普通こんなもん楽勝ムードですよ。それも投げてんの高崎ですよ。
2軍レベルでどうこうなっていい立場の投手じゃない。

なのになぁ。


ちなみにその5回裏、さらに打線が爆発し5点を追加し12得点。
完全に楽勝ムードと見せかけて、
そこからまた7回に小林寛が2死から3連続タイムリーを浴びる3失点炎上を見せると、
8回にもアトリが1失点でなんと2点差。

おいおい12点とってんのに完全に嫌なムードじゃねぇか…
9回には福地が先頭に四球という完全にダメな流れと見せかけてからのゲッツーでなんだかヒヤヒヤモノの勝利でした。

投手陣も残念だったけど、
地味に残念だったのはライトの渡辺雄貴もね。

途中守備でポロリがあったんですけどね。
まぁそれ自体はコンバートしたてだし、とは思うんですけども。

直後のキャッチボールで背面キャッチとかしてみたりしてんのがね…
しかも落としてるし。
ポロリの後にそういうことしちゃうのがなんかね…



この日は2番内村が大活躍。
イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6
3安打猛打賞5打点!
あとHRが出ればサイクルヒットでした。

試合後ヒーローインタビューでもそこに触れられていました。

インタビュアー「最後の打席、HRが出ればサイクルヒット達成でした。どうですか、意識されましたか!?」

内村「…バントのサインだったんで」

ちょっと面白かったです。


楽天のドライチルーキー安楽くんも見れたし。
イメージ 7
まぁしかしこのフォームはなんというかな…
振りかぶって足上げるとこまでがスゴイカッコいいので落差が凄いです。

まぁ、なかなか楽しめました。
見に行ったことない球場ってのはワクワクしますね。

2軍球場って西日本で生活してるとホント縁遠いですしね。
わざわざ時間とお金をかけて見に来るならやっぱりどうしても1軍見ちゃうし。

その点東京ならちょっと行こうかで行けるからホントにいい。
東京来れてよかったなー、と思います。


2軍戦2試合目は27日、相模原球場でのロッテ戦。
この試合も乱打戦になりました。

先発小林寛が4回被安打8、四死球4で5失点。奪三振はたったのひとつ。
小林のフォームって個人的には割と好きなのですが。

なんぼ綺麗なフォームで投げても打たれるんじゃな…

一方打線はとられたら取り返す。
嶺井レフトオーバータイムリーツーベース!
イメージ 8
とはいえなかなかちょっと一気に詰められる点差でもありません。

それでもそもそもこの日のスタメンは、
乙坂 桑原 井手 宮崎 赤堀 山下幸 渡邊 嶺井 百瀬と、
一軍で見たことあるバッターばっかり。

そら2軍レベルの投手は打ってもらわんと困りますわな。
この日は山下、渡邊、嶺井の下位打線が好調でした。

しかし投手陣が今ひとつ。
4回5失点の小林の後、2番手は土屋。
イメージ 9
代わった5回を3者凡退で行けるかな、と思わせてからの
6回に2死から四球を出して崩れるという悪い失点の手本のような投球で3失点。

2点ビハインドが5点ビハインド。
これは今日もうしんどいな、と思ったのですが、その裏打線が爆発。
この回7安打を集中し一挙5点のビッグイニング
5点目タイムリーの代打啓二朗。
イメージ 10
あっという間に試合が分からなくなりました。

そして続く7回は土屋が踏ん張ると、その裏チャンスで百瀬。
イメージ 11
ショートゴロに懸命のヘッドスライディングを見せましたが及ばす。
勝ち越しはなりませんが、その意気や良し、ですね。

すると8回。
3番手林が代わっていきなり金澤にヒットを打たれ、大松に被弾。
イメージ 12
林、イマイチだなぁ…
この人も2軍でこんな投球では困るんだが。

終盤に来て2点は重いな。
そう思っていたのですが、その裏再び打線が爆発。
イムリー犠牲フライタイムリータイムリーと怒涛の連打で一挙4点。
またも豪快に試合をひっくり返し、最後は加賀が締めてゲームセット。

イメージ 13


なんか2軍めっちゃ強い気がする…
2軍観戦3連勝です。

1軍はここまで観戦6勝4敗。
2軍が3勝0敗で、観戦試合は9勝4敗の貯金が5。

しかし観戦トータルは勝ち越してるとはいえ、
地獄のような6月でしたね。
先にも書きましたが4勝14敗1分ですよ。

首位から12連敗もして転落していったのは史上初なのだとか。


何が悪かったか。

まぁ、こんだけ負けたら「何もかも」が答えなんですけども。

先発がロクに踏ん張れてないんですよね。
なんかちょっと失点も多いしイニングも食えない。

んで中継ぎにつなぐからね。やっぱ負担が。
田中がダメになったのがなぁ。ホントにきつい。

そして延長に持ち込んだあげくに負け、って試合がね。
ホントにいいことないこんな負け方。

そうなってくると負担が溜まって、
ここぞ、って場面でことごとくやられるのが…

平田とか国吉とか連敗終盤とか派手にやってますけどね。
困ったことにそれ以外の場面はむしろよくやってるんですよね。

結果見返したら地味に好投積み重ねてる。
少なくとも出れば打たれるダメ投手状態ではないんですよね。
いい場面でもいい内容が続けられればね…

そんな都合のいい話はなかなかないわな。
というよりここらにも負担掛け過ぎたのはあるだろうなぁ。

5月に東野と安部が爆発したのがね…
次がいねぇよ状態ですよね。


ほんで打線もね。
そら4番欠いて元気な打線があるわきゃないんですけども。
離脱前がスーパー筒香3冠王でしたからねぇ。
この落差はさすがに大きかったな。


先発が踏ん張れない、
先発が踏ん張ったら中継ぎが踏ん張れない、
中継ぎも踏ん張ったら打線が点とれないと来たもんだ。


キツイ。
これ6月振り返るのホントキツイ。


仕事というか環境がしんどかったのもあるけど、
なんかもうこの時期試合展開を全然覚えてないもんな…
スポーツニュースになったらチャンネル変えてたわー…


ジェットコースターのように急降下した6月。
7月は持ち直せるのか。