唸れ黄金の左腕

今、自分の勤務している駅には、窓口が2つあります。

一つは泊まり勤務者が入るメイン窓口。
もう一つは主に契約社員さんで回す日勤のサブ窓口。

休憩時間や運転作業中の空き時間を補完して、
両方の窓口が閉まることがないように調整しています。


で、今日の自分の勤務はサブ窓口。
これがどうにもしんどいのです。

まぁ、女性契約社員がメインで回るとこなので、
しんどいとか言っちゃうのはちょっと情けないことでもあるのですけども、それはそれとして。


大体窓口のレイアウトつったら全国共通だと思うんですよ。
機械を置く位置が会社ごととか窓口ごとに大きく違ったりはしない、と思います。

普通は窓口係員の右側から右斜め前くらいにかけてタッチパネルがありますよね。
お客さんの側から見たら左側になりますか。

お客さんと正対したまま右腕1本で操作できるっていうのは、
右利き重視のレイアウトなんでしょうね、やっぱり。


ところがウチは一味違う。
2つある窓口のレイアウトが、係員が互いに背中合わせになるような感じなんですよね。

ちょうど中央から線対称というか。

そしてお客さんから見てメイン窓が左、サブ窓が右側になります。
係員から見ると、メイン窓は右手正面に機械、サブ窓は左手正面に機械が置かれています。


機械が右にあるか左にあるか。
たったそれだけの違いがホントにしんどいのです。

右側にあればお客さんと正対しつつ右手一本で操作ができます。
自分のような右利きの人間にとっては右手一本での操作もたいしたことはありません。

それこそ話聞きながら画面チラ見で切符作れたりします。

しかし左側にあるとなかなかそうはいきません。
利き手でない側の手でタッチパネル操作というのは思った以上にしんどいのです。

思ったところにタッチできないんですよね。やたらタッチミスが多い。
ここだ、と思ったら隣のボタンタッチしてたり。

「明日」ボタンを押そうとしたら「明後日」押したり。
経路選択時に押したいところの上下が選択されてたり。

テンキー操作もしんどいです。
切符の合計金額の横にお預かり金額を入力する画面があり、そこでおつり計算したりします。
それがスムーズに使えない。

会計16900円、お預かりが17000円。
1、7、000の後にリターンキー押せば終わりです。

ところがそれが上手くいかない。
リターンの隣の3押したりするんですよね。
170003円のお預かり。どんだけもらってどんだけ返すねん、みたいな。


どうも右手は指先まで操作できる感覚が普通にあるんですが、
左手はそんな感じないんですよね。

第二関節までくらいしか操作できる感覚が来てない気がします。
神経からの命令が届いてない感じ。

同じ手なのに左右違うだけでここまで操作性に差があるのかと驚きます。
変な感じに力入っちゃってるからなのか、手の甲とか痛くなってきます。

だったら右手で操作すればいいだけの話でもあります。
実際、ちょっともう急がなきゃいけない時や複雑な切符の時は、
機械に正対して右手で操作しますからね。

ただ、そのためにはいちいち体勢を90度左にひねらなきゃいけないわけで。
そして発券が終わればまた右に90度なわけで。

そんなめんどくさいことが毎度毎度出来ようか、と。
時間も余計にかかるし。


ただ、何度か入るごとにちょっとずつ上手くなってるような気もするんですよね。
やっぱり練習あるのみなんでしょうか。

いい感じで操作できるようになってくるとテンションも上がってきます。
思い通りにタッチが続いて、ちょっと難しい切符とかスムーズに出せたときとか。


うおぉ、唸れ俺の黄金の左腕!みたいな。
あとで冷静になると何言ってんだろかみたいな気分にはなります。

でもアレですよね。
普段使わない神経に命令を送ってると、なんか賢くなりそうですよね。

腕だけじゃなくてアタマも使ってる感覚ありますもん。
ボケ防止にいいのかもしれませんw