ラストラン

先日ある車掌さんの最終乗務に立ち会う機会がありました。

今月末でもう別の現場に行くことが決まり、
今後車掌として乗務するのはもう無いのだ、と。


そう語るその目はやはりどこか寂しげで、
きっと今までの思い出やなんやをたくさん振り返っているのだろうなぁ、と…


…いう様なことはまるで無くてですね。





うん、まぁある車掌さんって言うか同期だったんですよ。
いきなり車掌に上がってる連中もいたのです。

まだ1年目どころか半年ちょっとですので、
感慨とかそんなのはまぁ、全然無いみたいでしたw



でもねぇ。個人的にはやっぱりちょっと寂しいのです。



ウチの駅は中間駅にもかかわらず、運用の関係で車掌さんがよく通りかかる駅なのです。

その関係で車掌に上がった連中とは結構な頻度で顔を合わせていて、
そのたび近況やらなんやら話をするのが自分の中では仕事する上で楽しみの一つであったのです。

駅にいる連中ってやっぱり駅が拠点になりますから、
移動してくる車掌さんで無いとなかなか同期と言えども顔を合わせる機会って少ないんですよね。


それに知らない土地でお仕事すると、
普段気楽に話が出来る相手っていうのがホント同期くらいしかおらんのですよ。

今日は誰が来るかなー、みたいな感じでね。
ひそかに楽しみにしておったのです。


何人かいる、ウチの駅に顔を出す同期のうち
全員が今回車掌を降りるわけでは無いので、もう話をする相手がいない、というわけではないです。

しかし4人いた同期が、もう半分の2人しか来ない。
今回話したヒトとはまた別にもう一人降りた、とのこと。



これがまた同期の中でも特によく話をしてた2人だったりするのです。
おぉ、もう…

残った2人は女の子ですしねー。



まぁ、異動ってのはいずれはやってくることですし、
今回のことも遅かれ早かれ十分予測されていた事態ではありまして…

グダグダ言っても仕方無い、と言えばもうホント仕方ないんですよね。
まぁだからといって寂しさが消えるわけでもなくて。

もうなぁ。なんだかなぁ。