急行「ちくま」の思い出

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急行ちくま。
たった1度しか乗った事はないですが、個人的には結構思い入れのある列車です。

写真はその唯一の乗車の時のもの。長野駅です。



乗ったのはもう2年ちょっと前になりますか。
確か2005年の3月18日だったと思います。

大学受験が終わり、つかの間の自由な時間。
この機にどこか遠くへ、ということで私が選んだのがこの「ちくま」でした。


初めて一人で乗る夜行列車だったので、切符を取る段階からドキドキしていた記憶があります。


初めて夜遅くに家を出て、
今はなき大阪駅11番ホームでどきどきしながら列車を待ち…

滑り込んできた国鉄色の381系が妙に輝いて見え、
いかにも特急車両という車内と、変わった形のブラインド。
初めて見るものだらけの状況に軽い興奮を覚えたのを今でも覚えています。


乗車率はさほど高くなく、
当日でも指定券を押さえる事が出来た上に隣は空席。

しかしなぜか自由席は混雑しているという不思議な列車でした。
指定席車は窓際の一列しか埋まっていないのに、自由席は満席なんて状態でしたね…


このとき私は座席車で夜を越すのが初めてで、当然座った状態でなんか寝られるわけもなく。
ほとんど睡眠時間はとれず、ほぼ徹夜状態で長野に到着してつらかったのを記憶しています。


既にこの当時臨時急行だった「ちくま」。
結局この次のシーズン、夏の繁忙期を最後に運転されていないようです。
正式に「廃止」が宣言されたわけではないですが、
2年も運転がないというのはもう廃止同然なのでしょう。

ちょっと調べたところ、
既に関西から長野方面は高速バスに客を取られてしまっているのだとか。

一度しか乗ったことのない列車でしたが、
既に記憶の中だけの存在になってしまったかと思うと、やっぱり少し寂しいものですね。


気が付けば姿を消していた列車。
いつかまた日が当たる時が来るんでしょうか。


…うーん。グダグダだ。
まあとりあえずこの書庫はこんな感じでグダグダになる可能性が高そうです。