2008年戦力分析 ~パリーグ6位・オリックスバファローズ~


2004年オフ、近鉄バファローズとオリックスブルーウェーブの合併により生まれたこの球団。
両球団の「いいとこ取り」をしたはずが、わずか3年で「残りカス」のはずの楽天に追い抜かれてしまった。

最近ではオフのたびに話題を振りまくネタ球団と化した感もないではない。

コリンズ政権も3年目。そろそろ結果が欲しいところだが…


2007年成績。
勝敗チーム得点チーム失点チーム本塁打チーム打率チーム防御率
62勝77敗5分536 (5位)585 (4位タイ)119 (2位).259 (5位タイ)3.67 (4位)



本塁打が多いのはローズ(42本)の影響が大きいか。
それ以外にパッとした数字は見当たらない。

オリックスの場合、同じ最下位のヤクルトと違い大きな戦力ダウンは見られない。
最も、戦力は既にここまでで抜けすぎているという見方もあるのだが。

イチロー移籍以後の凋落ぶりは悲惨の一言だ。

しかしメンバーが揃っていないわけでもない。
先発には平野佳(何で13も負けてるんだ?)、金子、岸田など若手が伸びている。
8勝をあげ平野とともに勝ち頭のデイビーも残留した。

それなりにメンバーはいる。
これでパウエルがいれば…というのは禁句か。

中継ぎ以降もダメダメでもない。
26セーブを挙げた加藤大輔、54試合投げて防御率2.62の高木康成など。
本柳、大久保、菊地原、山本省あたりの数字も悪くない。


これでなんで最下位なんだろうと思わないでもないのだが。
まぁその辺は色々あるのだろう。

打撃面ではカブレラ・濱中・古木とパワータイプの選手を獲得。
ローズ・カブレラの55本コンビにラロッカが加わる助っ人クリーンアップはかなり強力だ。
これに万が一清原が万全で復帰するようなことがあればとんでもないことになる。夢のような話だが。

ただラロッカはともかく、ローズ・カブレラには不安を感じないでもない。
年齢的なものを考えるとローズは2年続けて活躍できるのか疑問だし、
カブレラにも明らかに衰えが見える。

足が使える人間が居ないのも不安ではある。

さらに守備面でも不安は残る。
カブレラは一体どこで使うのだろうか。

北川・ローズらとの兼ね合いを考えると、
ローズを外野に回してカブレラがDHなのだろうか。それともカブレラ一塁で北川DHか。
ここに(ありえないだろうが)清原が加わるともう訳が分からなくなる。


さらに濱中や古木がレギュラーを獲得するようなことになれば外野は恐ろしいことになる。
ローズ・濱中・古木である。投手がかわいそうだ。
まぁ、この辺は心配する必要はないだろうが。


個人的には古木に期待はしているが…

ひとまず最下位脱出を目標に頑張ってほしい。
CS出場がありえない、というほどダメな選手層でもないと思うのだが。

☆個人的に気になる選手

後藤 光尊
自分がオリックスファンだった頃はさしてパッとしなかったくせに、
横浜ファンになってからは交流戦を見に行くたびに好守を連発しHRをブチかます

はっきり言ってムカつく部類の選手w

しかしまぁ、そのあまりに見事なプレイに怒る気も失せてしまうのだけど。

ちなみに過去3年の交流戦、自分が見た試合の彼の成績は、
5試合で .467(15-7)、2HR4打点である。2HRの内1本は先制打、もう1本は決勝打。

…正直勘弁していただきたい。

加藤 大輔
オリックスファンは辞めたけど、未だに個人的に応援してる選手。
入団以来応援してきたが、ストッパー定着は嬉しい限り。
MAX156km/hのストレートとナックルカーブ(今も投げてるの?)は魅力的。

塩崎 真
応援歌がすごい好き。


村松 有人
天然芝でやりたい、とわざわざBWにFA移籍して来てくれた物好き。
しかしわずか1年で球団は近鉄と合併し、本拠は人工芝の大阪ドームに…

頑張ってほしい。

山口 和男
実を言うと家には彼のサイン色紙がある。
背番号14時代のものだが。(サイン貰ったオフに背番号変えやがった!w)

生で見た158km(クルーンに抜かれるまで日本最速)はすげぇ速かった。
ワイルドピッチでフォアボールだったけど。

頑張ってほしいがそろそろ消えそう…


とりあえずこんなところです。
次回はセリーグ5位・広島東洋カープ