パウエルは6月23日からソフトバンクへ

なんというか納得が行かないんですが。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20080204-00000049-kyodo_sp-spo.html
パウエル、3カ月出場停止 ソフトBに優先権=差替
 パ・リーグ小池唯夫会長は4日、ジェレミー・パウエル投手がソフトバンクオリックス両球団と二重契約している問題で、ソフトバンクとの契約が優先すると判断し、同選手の支配下選手登録を6月23日以降に受け付けるという解決策を示した。パウエルは事実上3カ月は試合に出場できない。ただし、両球団が合意した場合はそれ以前の登録も認めるという。
 小池会長は4日午前、来日したパウエル投手から電話で事情聴取し、ソフトバンク入りの希望を確認。午後からは東京都内のホテルでソフトバンクの角田雅司、オリックスの機谷俊夫両代表と会談した。小池会長は「両球団の主張は平行線をたどった。連盟会長として、いつまでも放置できない」とし、村田繁事務局長は「これは野球協約上の強制措置でも裁定でもない。強い勧告を示した」と話した。
 両方の契約書を有効としながらソフトバンクを優先させた理由を小池会長は「パウエルから事情聴取をして総合的に判断した。選手本人が同意しなければ意味がない」と説明した。
 オリックスは1月11日にパウエルとの契約合意を発表していたが、同29日にソフトバンクも契約合意を発表。同30日にパ・リーグが両球団を事情聴取し、双方の契約が有効と判断していた。

[ 共同通信社 2008年2月4日 20:57 ]


結局パウエル自身の希望を優先してソフトバンクへ、ということですか。
まぁ本人が「オリックスとは合意しただけ。契約を結んだのはソフトバンク」と主張したそうなので
ソフトバンクが優先、というこの処理が落としどころというところであるような気はします。

しかしですね。
そもそもオリックスと「合意」に至って、
合意しました、という証に統一契約書の写しにサインをしたわけですよね?

それでその後ソフトバンクと契約する、というのは何をどう考えてもおかしいと思いますが。

オリックスとの「合意」というのは一体なんだったわけですか?
他所と契約するならまずこの「合意」を撤回してからすべきではないんですか?

「合意」ってそんなに軽いものなんですか?

軽い訳無いですよね。そもそもこの「合意」が「契約である」とパリーグには認定されてるんだから。



例えば何かゲームでも買うとしましょう。

それに対してあるお店で予約をしました。
でも他所でもっと安く売ってるのを見かけたのでそっちで買いました。
予約してたけどもう他所で買っちゃったから、そっちの予約はナシで。


そんなことが許されるんですか?


撤回するなら撤回するで何かしら一報があってしかるべきでないのでしょうか。
正直今からでも何かしら謝罪なり何なりパウエルからオリックスに一言あるべきだと思うのですが。


大体ソフトバンク側の態度にしたって感じ悪いですよ。
何で後から「オリックスとは決裂したと聞いている」とか言ってんの?

発表直後に竹内COOが言ってたじゃないですか。
「契約の不備を付いただけ」って。

本当に「オリックスと決裂」してたなら、契約の不備もクソも無いですよね?
ただ普通に契約を結んだだけ。

なのに「不備を突いた」なんて発言が出るってことは、
そもそも決裂なんかしてないってことを認識してたんじゃないですか?


もうなんか何から何までおかしいよこの話。



これで3ヶ月ってなぁ…
結局今季は投げられるのかよって感じ。

1年くらい出場停止かけてもらわないと「個人的には」納得行かない感じですね。
さてこのまま決着は着くのか。


とりあえず個人的にはパウエルに失望しました。
サイン貰ったことあったから応援しようと思ってたけど。



※追記

パウエルの会見出ましたね。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080205-00000039-mai-base
<パウエル>「オリックスには断り」二重契約を否定 会見で
2月5日12時21分配信 毎日新聞


 プロ野球オリックスソフトバンクと二重契約を結んだとされる前巨人のジェレミー・パウエル(31)が5日午前、東京都内のホテルで釈明会見した。パウエルは「オリックスとは契約締結間近だったが、代理人を通じて断りを入れた。その数日後にソフトバンクから話があり契約に合意した。二重契約ではない」と反論した。



 パウエルの説明によると、オリックスが1月11日に「入団合意」と発表した時は、入団するつもりだった。オリックスから「ビザ取得を早めるために」との理由で統一契約書がファクスで送られてきたため、パウエルはサインして送り返した。

 その後、オリックス側が有利になるように契約条件を変更したいとの打診が数回あった。このため、パウエルは「もはやオリックスでプレーできない」と判断し、1月20日前後に代理人を通じて、オリックスに契約交渉の決裂を通告した。その数日後にソフトバンクから獲得の意志を伝えられ、代理人を通じて正式な統一契約書にサインしたという。

 この問題を巡っては今月4日、パ・リーグ小池唯夫会長が6月23日以降にソフトバンク支配下選手登録申請を認める見解を示し、両球団に勧告した。これについてパウエルは「残念だが(勧告は)僕の力が及ぶ範囲のものではない。自分はソフトバンクの一員と考えている。体調を維持し続け、ソフトバンク日本シリーズ優勝のために頑張りたい」と語った。【深町郁子】

とりあえずオリックス代理人を通じて連絡はしていた、と主張するわけですか。

ん~…
でもオリックス側から合意後は全く連絡が取れない状況にあったとか言う話が出てませんでしたっけ。

なんか話が食い違うんだよなぁ。