2008年戦力分析 ~セリーグ5位・広島カープ~

戦力分析・広島カープ


ブラウン政権3年目。過去2年は最下位・5位と結果は出ていない。
エース黒田・主砲新井を失った2008年シーズンはどうなる。


2007年成績
勝敗チーム得点チーム失点チーム本塁打チーム打率チーム防御率
60勝82敗2分557 (5位)673 (最下位)132 (3位).263 (4位)4.22(最下位)

はっきり言って数字は酷い。
なぜこれで下(ヤクルト)がいるのか。

点は取れないわ取られるわ。
貧打なのに投壊というのではお話にもならない。


そして痛いのはやはり主砲とエースの移籍。
黒田と新井がいてこんな数字が残っているのに、彼らがいなくなるとなるとどうなってしまうのか。

新助っ人シーボルが3割30本100打点をたたき出したところで、
新井にちょびっと上乗せした程度である。

ルイス・コズロースキーらで黒田の穴を埋め、さらに上積みをせねばならない。
厳しい。非常に厳しい。

新人篠田がいきなり手術で出遅れたのもやはり痛い。

そして黒田がいない、ということは、
今まで黒田が相手してきた一線級投手を他の投手が相手しなければいけないということになる。

大竹や高橋・青木高と言ったところで上原・内海・川上・中田あたりと勝負することになるのだ。

…勝てるのだろうか?

中継ぎ・抑えも人材がいない。横浜からトレードの岸本にも出番がありそうなほど。
横山・林から永川につなぐのが数少ない勝ちパターンか。

抑えの永川に安定感がなさ過ぎる(横浜ファンから見ると特に)のも不安だ。



打撃面では栗原が柱になり、両脇を前田・シーボルあたりで固めることになるのだろうか。
それに去年18HRとパワーを見せた梵や、アレックスあたりがその周囲をといったところか。

シーボルがどこまでやれるか。栗原が4番に座ってどうなるか。
不確定要素は多い。
しかしとにかく打ってもらわないことにはどうにもならない。

そもそもが投手が弱いのだ。
その分なんとしても打たなければいけない。

何が何でも点を取りに行く、という姿勢が必要だと思う。


これだけ望みがないなら若き新星の登場に賭ける、といいたくなるが、
カープ二軍は去年ぶっちぎりの最下位だ。成績をみても、大した成績を残している人間がいない。

新星登場に期待は出来なさそうだ。

セで一番先行きが暗いのはカープかもしれない。
個人的には横浜の次くらいに好きなチームなのだけど…


☆個人的に気になる選手

前田 健太
なんとなくカープの救世主になるのではないか、という予感がする。
理由は勘。


次回はパリーグ5位・西武ライオンズ